遊び
- roototjp
- 2022年3月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月27日

"Play is not luxury but necessary for children”
遊びは子どもの成長にとって欠かせないものです。遊びを通じて、必要な体の機能(手や体を使うこと、見ること、体のイメージ、バランス感覚)を育て、コミュニケーション力や社会性を身に着けていきます。
こういうニュースを何年か前に見ました。ある小児科の医師が最近は転んで顔にけがをするお子さんが増えたと言っていました。それはお家や保育園、幼稚園でいたるところにクッションが張ってあるため、転んでも痛くないと学習したお子さんが倒れそうになっても手を出して守らなくなったためではないかということでした。
最近は危ないということで公園の遊具が減ってしまいました。痛い思いをすると学習し、行動を修正しようとします。また、自ら動くことは自分の体への理解、身体図式の発達につながります。身体図式は動きの基礎になるもので、脳にしまわれている自分の体の地図です。身体図式は自ら動くことで正確な地図(自分の体全体や部位の大きさや厚さ、長さの認識)になっていきます。最近OTに来られるお子さんでの中でこの身体図式が十分に育っていないことが多く、それがお子さんの難しさのもとになっていることが多々あります。いろいろな動作や運動の基礎になる身体図式は自分で動いていかないと身についていきません。自分の体を使っていろんな遊具で遊び、自分の体がどんなことができるかとわかることは楽しいです。外で遊ぶ機会をできるだけ作ってあげてください。
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